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山菜採り

新潟県

2008.04.26〜27





Text & Photo  : 高野 智

毎年恒例の新潟での山菜採りの季節がやってきました。今年の冬は雪も多く、山菜の出も久しぶりに遅めかなと思ったのですが、さにあらず。4月に入って新潟は気温が高かったらしく、一気に伸びてしまったようです。
新潟の山田さん情報では、柏崎のいつもの場所はすでに伸びきってしまって、時期的に遅いとのこと。なので越後川口の辺りに変更しました。

さて、今回ですが、意外と参加者は少なくて、こじんまりとした所帯になりました。
渓道楽からは会長のナベちゃん一家、篠原さん、まっちゃんと息子さん、私と子供2人。そしてカヌ沈隊の深町さんの10名。夜には山田さんが合流予定です。

GWに掛かるので関越道が渋滞するかと思い朝5時前に出発したのですが、予想に反して道路はガラガラ。スイスイ走って集合場所の越後川口に9時前に到着しました。
まっちゃんたちはさらに早く出ていて、前夜から到着していたそうです。

まっちゃんに聞くと、朝早くに下田さんをはじめとする暇人協会の方々と山田さんが立ち寄ったとのこと。山田さんは今日は仕事なのですが、仕事前に一仕事して山菜を採ってきたようです。その採ってきたコシアブラの太いこと! タラノメと同じサイズで驚かされます。

左コシアブラ、右タラノメ
タラノメはともかく、コシアブラの太さといったら・・・

今回は子供の参加が少なく、うちが2人、まっちゃんとこ1人、ナベちゃんとこが1人。ちょうど男2人、女2人です。柏崎だと道路の脇でコゴミが安全に採れたのですが、今日行くところではコゴミはかなり下まで降りないと採れないので残念です。でもコシアブラは林道で採れるので、子供たちも少しは楽しめるでしょう。

さあ、メンバーも揃ったことだし、山に向けて出発です。

冬が終わって山は萌黄色に包まれる
田植えまではもう少しだ

























 空に向けて伸びるコシアブラの木






















コシアブラの新芽
ほろ苦いその味は大人気
テンプラや炒め物、混ぜ御飯などいろいろ楽しめる
























 今回あまり採れなかったウド
 こちらも人気の山菜だ
チビッコ軍団
棒を振り回すのは男の本能か?(^_^;)
なかなか目当てのコゴミが採れず、探し回るまっちゃん























 コゴミ

 かなり下まで降りてようやく群生を見つけるも、
 ちょっと伸び気味
 でも、このくらいならまだまだ食べられる
コゴミを一生懸命採っていたら、なんとアブラコゴミの群生を発見!
コゴミと同じくらい美味しいのだ
大きな3枚の葉が特徴的なエンレイソウ
葉っぱが大きいので良く目立つ
コゴミを採り歩く篠原さん
ほとんどが写真のように伸びきっていたが、探せばまだまだ食べごろのを見つけることができた
夢中になっていると暑くなる
上着を脱いだまっちゃん
可憐なキクザキイチゲがそこかしこに咲いていた
淡い紫が美しい花だ
あと2週間、いや1週間早く来ていれば・・・























コゴミを採り終わった後、林道に上がる途中にコシアブラの大木を発見!
同じ根からこの太さの幹が4本も出ていた


お昼頃まで山菜採りを楽しんだ私たちは、定宿の「蒼丘の杜キャンプ場」に向かいました。食料を買出ししてロッジに入ると、まっちゃんが柏崎までアイコを採りに行きたいと言います。柏崎まで往復2時間は掛かるのに、たいした執念です。でも、確かにアイコは美味いですからねぇ。その気持ち分からないでもないですよ。
と言うわけで、深町さんと2人で行ってもらうことにしました。
その間に私たちは温泉に入って待つことにします。

夜になって雨が降り出しましたが、いつもの渓のテン場と違ってロッジは快適です。山田さんも到着して、お楽しみの宴会が始まり夜も更けていきます。

採りたての山菜をツマミに酒も進みます
毎年山田さんが持ってきてくれるホタルイカは絶品です
























 明けて翌日、採ってきた山菜を皆で分けます
 今回も沢山採ることが出来ました
























山菜(三歳)の妖精
子供はホントにかわいいですね
この日も少しだけコゴミを採っていると、ネコノメソウが咲いていました

























 河原に咲くニョイスミレ




















高速も空いていそうなので下道でしばらく走り、浦佐の駅前まできました。
そこでコンビニに立ち寄ると、角栄さんの銅像が!

おなじみのポーズで立っています。
驚くことに、なんと屋根まで付いてます。
新潟では英雄ですもんね

今年も子供たちと一緒に楽しむことができました。
子供はどんどん成長していき、やがて親の手を離れていきます。今年は中学生になった長女は不参加。ちょっと寂しいですけど、仕方ないですね。
だから親に付き合ってくれる間は目いっぱい一緒に遊ぶつもりです。


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