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  長野県木曽川水系(黒川東又沢・焼棚沢、幸沢川、矢沢川、本洞川)

  1999.03.27〜28

  岩田会長、渡辺副会長、田辺、瀬谷、田中、高野光晴、中村、高野智



Text&Photo :高野 智 

3.27(土) 天候:雨時々曇り 気温:10度

 99年の渓道楽初釣行は長野県の木曽福島開田高原に行ってきました。残念ながら全員は参加出来ず、8名での釣行となりました。

 現地には4時過ぎに到着し沢割りを行い、岩田会長と瀬谷氏が幸沢川、田辺氏と田中氏が黒川本流、渡辺副会長と中村氏が焼棚沢、高野光晴氏と私(高野智)のダブル高野が東又沢に入ることに決定。

 我々焼棚沢、東又沢グループは黒川に沿って移動し、林道に進入。焼棚沢と東又沢に別れる所に車を止め明るくなるのを待って釣り始めました。

 東又沢に入った私たちは二人で交互に釣り上がりましたが、最初の2時間程はまったくアタリ無し・・・。雨による増水のせいかポイントが少なく、流れの緩いところがあまりありません。いいかげん諦めようかと思い出したところで、私に20cmのアマゴがかかりました。これで俄然やる気の出た2人はさらに上流へ。その後対岸の巻き込みでアタリが出たのでアワセると、上がってきたのは真っ黒い魚。なんだこりゃと良く見るとヤマトイワナのようでした。いつも釣っているニッコウイワナに比べるとヌメりが多く、魚というよりも両生類のような感じを受けました。高野光晴氏はアタリはあるもののハリがかりせず・・・。私のほうは15〜18cm位のアマゴを3尾程釣り、時間が来たので引き上げました。
サビの残った20cmアマゴ ヤマトイワナ15cm 両生類のようだ
綺麗な15cmアマゴ 雪の残る黒川支流東又沢の流れ

 焼棚沢組は暫く釣り上がるもアタリが無く、車よりも下流に移動。そこで中村氏が22cmのアマゴを1尾釣り上げました。ここは増水のせいか、人が多いのかパッとした釣りが出来ずに終わりました。

 ガッカリした4人は矢沢川に移動。会長によると魚影が濃いということなので期待して竿を出しました。ただし、町中を流れる里川なので護岸されていて釣趣はイマイチです。

 最初は私と中村氏の2人で始めました。すると直ぐに2人とも7寸イワナを釣り上げ、魚影はまずまずの様子です。ここでは私が7寸イワナを2尾(バラシ数尾)、中村氏が7寸イワナを5尾、高野光晴氏が支流で6寸イワナを数尾と、まあまあの結果でした。えっ、渡辺副会長はどうしたかって?。こんな里川じゃやってられっかと思ったのかどうか、ずっと車で寝てました。

 今回は大物賞に賞品が出ることになっていたのですが、私たちのグループは7寸強しか釣れなかった為、他のグループの誰かだろうと思っていたのですが、やはり大物釣り師の田辺氏が持って行きました。黒川本流の堰堤下の落ち込みで尺イワナをGET!。8寸アマゴを上げた会長も、これにはかないませんでした。
尺イワナで大物賞をGETした田辺氏

 夕食の後には民宿にあった囲炉裏を囲んで宿のおばちゃんと我々で話が盛り上がり、11時頃就寝となりました。

3.28(日)天候:晴れ 気温:5度

 ゆっくりと朝食を取った我々は宿を後にし、各釣り場に散って行きました。昨日と同じ組み合わせの私たちは、本洞川に入渓。二俣に別れるところで渡辺副会長と高野光晴氏がそれぞれ単独で上流に、私と中村氏が下流に入りました。

 道路から降りた私と中村氏は「きじ」を餌に釣り上がります。ここは小堰堤がいくつもあり大物が出そうな気配でしたが、堰堤下は良く釣られているのかアタリ無し。石裏を丹念に探って行くと5〜6寸のアマゴが数尾出ました。中村氏には22cmのイワナが来たので、これは結構釣れるかもと思ったのですが、雪代のせいかアタリがパタリと止まってしまい、12時半に納竿。上流に入った渡辺氏と高野光晴氏には残念ながら良型は出ませんでした。
22cmのイワナを釣った中村氏 本洞川を釣る高野光晴氏
いかにもいそうだがアタリは無かった


 別グループはというと、柳の下の2匹目のドジョウを狙った田辺氏に黒川本流で8寸イワナが1尾。昨日私の入った東又沢で会長が7寸アマゴ2尾という結果。

 全体的に見ればそこそこでしたが、木曽福島まで来たわりには貧果に終わってしまいました。


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