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富山県 黒部川
2005/08/05〜07

柿下(新潟県岩魚保存会)
青山(フリー)
斉田(渓道楽)









Text & Photo 斉田

 源流行の足回りは大切なもので特に遡行、山越え、登山道で万能な靴はいままでなかったと思う。
最近、各メーカーからフェルトに代わってアクアステルスのゴムソールが発売されたので早速テストしてみた。
 今年の5月から三面支流、大石川西の又、三国下津川、そして今回の黒部川で様々なフィールドを試してきたが、場所によってはフェルトソールより抜群の遡行性能が発揮された。特に大岩、滝での踏ん張りは最高。但しヌル、ノロのある渓では要注意だ、滑り出すと一気に行くので最初は慣れが必要かもしれない。
 黒部では折立から太郎平、薬師小屋まで7時間くらいを急登、ガレ、木道を歩いた、スニーカー感覚で足の疲れは最小限に押さえられた。         

左からキャラバン―奥利根アクア、キャラバン−渓流アクア、秀山荘−忍者

 各シューズとも遡行性能は同じである、渓流アクアは現在流通していない、忍者は靴全体がやわらかく好みが分かれるところだ。
 残念なのは忍者のソール先端が剥がれた、今後メーカーの対策を望みたい。

太郎平小屋2300mで記念撮影
2000m級だとお菓子の袋もパンパン

 一日目は薬師小屋に3時に到着し早速小屋の周りで軽く竿を出してみた。
 登山客が多い橋下で直ぐに7寸程度の岩魚が釣れてしまう、パーマークが綺麗な黒部岩魚だ。
 
 2日目は赤木沢まで釣り上がる、途中天然水族館で岩魚ウオッチング、釣り堀を楽しんだ。
 山小屋の人に聞くと最近特に魚が減ったそうだ、特に大物が少なくなったと嘆いていた。

天然水族館
PENTAX OptioWPで撮影、防水ケースなしでこんな写真がとれました。
赤木沢を行く
沢登りのメッカらしい、4パーティーと会いました。
岩魚は7寸から8寸、餌、テンカラ、ルアーなんでも釣れるがブドウ虫はダメでした。
最近の登山ブームで小屋は満員、二畳を3人で使用でき快適でした。
針葉樹に覆われた本流、朝日、飯豊とは異なる渓相だ。
エメラルドグリーンの綺麗な水、水温はあまり低くない。

 山屋さんの朝は早い4時くらいからガサガサゴソゴソ、5時から朝食で5時半に出発していく。
 我々はマッタリと過ごし7時近くに出発だ、来た道を戻るのは憂鬱だが景色を見ながらゆっくり帰った。


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