光来出、あぁ〜こうらいで、なんて幻想的な響きでしょう。ここは故川上顧問の釣行記を読んで是非行きたかった渓の一つです。
ホームページや釣行記を見るとテンバまで2時間30分くらい(達人のタイムです、普通の人はたぶん4時間以上)と手軽そうで関東からも意外と近い、標高も低いので今年の初源流は五十嵐川水系、笠堀川支流光来出沢に決定。
午前5時30分出発、笠堀ダム右岸の道を歩く。高低差はないので楽だが行っても行ってもダムサイトである。
下田山塊では唯一ヒルがいない渓とのことだが、1時間位歩いたところで休憩し柿さんが足下を見るとウニョウニョと動いている。
休憩もそこそこにすぐに歩き出す。
2時間半くらい行くとウルイサドリと呼ばれる岩場に着く。絶景だが落ちれば大変なことになりそうだ。
この先にも悪場が続きなんとか白根丸淵に午前9時到着。
中年オヤジでゆっくり歩きだからしょうがないけど、なんと4時間も掛かってしまった。
丸淵で早速竿をだすとダブルヒット。今年初の源流イワナに出会えた。
午後からは雪代も入り遡行も辛くなる、「柿さ〜ん、冷たいからテンバ戻ろーよ」
遙か先まで指さして「あの先のポイントまでやったらね」
ほんとに釣り好きだねー。
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ダムから光来出方面を望む |
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まだダムサイト |
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ウルイサドリ右側の線を歩く |
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この雪渓も危険、厚そうな所を歩く |
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白根丸渕、左岸を上る |
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良型かな? |
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テンバ上流を釣る |
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早速プシュー |
まだ5月、寒いかもしれないのでテントを設営してビールで乾杯、至福の一時である。柿さんは下戸なので一人で飲りました。
通年初源流は6月に入ってからだが今年は雪が少なく暖冬だった。こんな早い時期に入渓できるのか不安だったがなんとかテンバまで行けた。
ただ午後からは雪代が入り徒渉も厳しくなる、小雨も降り出し増水したら逃げ場もない、往路も危険箇所がいっぱいだ。今回は久々にビビリ釣行だった。
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