関越道を新潟に向かう車の中でまだ２人して何処にしようか迷っている。「天気はどう？」「うーんまあまあ」「七滝か楢の木かいっそのこと朝日まで行く？」、とりあえず殆どの1/2.5 万地図と情報は持ってきているので何処でもＯＫだ。

新潟に着き３人で行き場所求めて侃侃諤諤、やっと決まったのが頼母木川足ノ松沢である。

胎内ヒュッテに早朝５時頃着き、6 時発の足ノ松登山道行きバスに飛び乗った。歩きだと４５分かかるが５分ほどで登山口に到着、しかも無料で得した気分。

登山道に入りブナ林の中をしばらく歩く、２又を左に行くと足ノ松沢に出て遡行が始まる。２段の滝を巻き、幾つかの小滝を越えてから竿を出す。
渓相はゴルジュと滝と落ち込みでポイントは多いけど岩魚の出は渋い、久々の源流釣りだったが貧果のまま２段18ｍの滝に着く。
右岸を巻いて滝上に懸垂で降りるとなんと１時間もかかってしまった。ここら辺で良い時間になってきたので、そろそろ寝ぐらを探さないといけない。

渓の中はＶ字状でテン場は見あたらなく空を見ると曇ったり晴れたり、はっきりしない天気だ。
「河原しかないけどしゃーないね」 「うん、でも増水したらすぐ逃げられるようにしとかないとな〜」
河原を整地してブルーシートを張り至福の一時を過ごす。


増水に怯えながら長い夜が明けた。今日は登山道に出て帰る予定だ。涸れ沢を登りルンゼを４本足？で踏ん張りながら４時間掛けてやっと足ノ松登山道に出た。
途中キノコ取りのオジサンから「胎内ヒュッテに冷たいビールがあるぞ、高いけど！」嬉しい言葉をかけられる。それからはもう頭の中はビール一色だった。

二人仲良く・・・

おっ、良いポイント

釣れるかな

釣れたーーー(^o^)

あぁー疲れた、やっとテン場に着いた

とりあえずＭＹハウス

登山道から足の松沢、滝見場より

ビール、ビール っが待っている