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早朝の渡渉
皆それぞれの期待を口にして、会話も弾む |
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支流を詰めての尾根越えルート
急ぐ旅でもなし 先はまだ長い |
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空は晴れ渡り、木々の新緑が目にしみる
これ以上望むものは無い、最高のコンディションだ |
隊列を組んで一歩一歩進んでゆく |
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雪渓の残像
7月半ばを過ぎても、この渓には雪が残る |
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今にも崩れ落ちそう
実際、左下に落ちてる破片は、紺野君の目の前で落下した |
いよいよ水も枯れ、傾斜が急になってきた
ここからが勝負だ |
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振り返ると遠くの山並みが一望できる |
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だいぶガレてきている
石を落とさないよう慎重に |
かなり傾斜が強くなってきた
尾根までもう少しなのか? |
足元はズルズルの泥と化し、
我々の前進を阻む
ガレた石が次々と落ちてきて、
危険極まりない
もうかなりの時間登っているのだが、
一向に尾根に着かない
この時点で嫌な予感がしてきた |
ダメだぁ。これ以上進めない!
偵察に行った紺野君から、これ以上は前進不可能の言葉が・・・
どうやらルートをミスしたようだ |
仕方ない
一度下ってルートの確認だ
下るのも落石に気をつけて、
一人一人しか動けない
無駄に時間が過ぎていく |
そして別ルートで再アタックだ |
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しかーし! このルートも失敗だった・・・
いったい正規ルートはどこなのだ??? そんなに何本も枝道がある訳じゃないのに、我々は何を彷徨っているのだろうか
またもや落石に神経をすり減らせて下降することになる |
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結局、4時間で着くはずが、8時間以上彷徨って敗退・・・
しかたなく下流の河原にテン場ることに |
昼間のことは、きれいさっぱり忘れて、夜は盛大な焚き火で盛り上がろう |
明けて翌日
そのまま帰るのもつまらないので、テン場前の崖を利用して、ザイルトレーニング |
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朝日連峰のブナ林はいつ来ても美しい |
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オオカメノキ |
素晴らしい森に感謝 |
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目的の渓にたどり着けなくても、楽しみは無数にある
また皆でチャレンジしよう! |