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 山形県 朝日連峰の渓
  2008/07/19〜20


  堀江さん、大野さん
  伊藤、紺野、高野(渓道楽)






Text & Photo : 高野

今回の釣行、メチャクチャ楽しみにしていた。体調もベストに近かったし、気持ちの面でも最高だった。
なのに、なのに・・・。

早朝の渡渉
皆それぞれの期待を口にして、会話も弾む
支流を詰めての尾根越えルート
急ぐ旅でもなし 先はまだ長い
空は晴れ渡り、木々の新緑が目にしみる
これ以上望むものは無い、最高のコンディションだ

























 隊列を組んで一歩一歩進んでゆく
雪渓の残像
7月半ばを過ぎても、この渓には雪が残る
今にも崩れ落ちそう
実際、左下に落ちてる破片は、紺野君の目の前で落下した
























いよいよ水も枯れ、傾斜が急になってきた
ここからが勝負だ
振り返ると遠くの山並みが一望できる
























 だいぶガレてきている
 石を落とさないよう慎重に
























かなり傾斜が強くなってきた
尾根までもう少しなのか?

























 足元はズルズルの泥と化し、
 我々の前進を阻む
 ガレた石が次々と落ちてきて、
 危険極まりない
 もうかなりの時間登っているのだが、
 一向に尾根に着かない
 この時点で嫌な予感がしてきた























ダメだぁ。これ以上進めない!
偵察に行った紺野君から、これ以上は前進不可能の言葉が・・・
どうやらルートをミスしたようだ
























 仕方ない
 一度下ってルートの確認だ
 下るのも落石に気をつけて、
 一人一人しか動けない
 無駄に時間が過ぎていく
























そして別ルートで再アタックだ
しかーし! このルートも失敗だった・・・
いったい正規ルートはどこなのだ??? そんなに何本も枝道がある訳じゃないのに、我々は何を彷徨っているのだろうか
またもや落石に神経をすり減らせて下降することになる
結局、4時間で着くはずが、8時間以上彷徨って敗退・・・
しかたなく下流の河原にテン場ることに























昼間のことは、きれいさっぱり忘れて、夜は盛大な焚き火で盛り上がろう























明けて翌日
そのまま帰るのもつまらないので、テン場前の崖を利用して、ザイルトレーニング
























朝日連峰のブナ林はいつ来ても美しい
オオカメノキ
























 素晴らしい森に感謝
目的の渓にたどり着けなくても、楽しみは無数にある
また皆でチャレンジしよう!

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