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恒例の天狗越えの始まりだ
まずはお約束の急登が延々と続く
心臓はまるで早鐘のよう鳴り響き、今にも口から飛び出しそうだ
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ザックを降ろして大休止
しかし、ここで終わりではない。まだまだ先は長い・・・。
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雪渓が現れた
この時期でも雪が残っているのだから、冬はいったいどんな世界なのだろう。
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見えた! あれが天狗だ!
木々の緑と大雪渓の白、そして朝日連峰の山々がまぶしい
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雪渓の残るこの時期、大きく迂回しなくてはならない
吹き抜けていく風が爽やかだ
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やっと山頂に到着!
ここまで車止めから5時間ほど
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ここまでキツかったが、あとは下るだけ
しかし、その下りも半端じゃない・・・
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およそ8時間をかけてたどり着いた八久和川
この辺りは「出谷川」と呼ばれるが、我々はあえて「八久和」と呼ぶ
長い長いアプローチを終えて、ようやく竿を出す
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そして、待望の1尾!
八久和の太い流れに磨かれた、美しくたくましい源流岩魚が出迎えてくれた
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長い時間をかけてたどり着いた桃源郷は格別だ
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このくらいの岩魚はジャンジャン釣れる
でも、本音を言えば、もっと大物が釣りたい! なぜならここは八久和だから
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苦しく楽しい1日も終わり、原始の渓は闇に包まれる
そして、これも楽しみの一つ、渓宴会
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明けて翌日
大野さんの竿が大きくしなった
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尺一寸の立派な岩魚だ しかし、ここではこれでも小物なのだ
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夢のような時間は止まってはくれなかった。
自分たちの世界に帰るために、再びキツイ登りが待っている
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巨大なブナとミズナラのゲートをくぐり、釣り人は自分たちの世界へと帰っていく
重たいザックが肩に食い込むが、森が疲れを癒してくれる
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あー疲れた!
ビール飲みてぇ!!
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この豊かな森が、山が、渓が、永遠であることを切に願う |
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