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前に来たときは湯船を掃除したら白いお湯になったのだが、今回は透きとおっていた。
なぜなのかは分からないけど、そんなことはそうでもいい。
テン場に温泉。極楽、極楽!
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他の皆が帰ってくる頃には、雨は本降りとなってしまった。
それでもタープの下は快適空間。
こんな状況も慣れたもので、笑顔が絶えない。
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しかし、笑っていられたのもしばらくの間だった。
しだいに雨は土砂降りに。そしてテン場は池と化した!
ブルーシートの下に水が溜まりだし、タプタプしはじめる。
地面に跳ね返るしぶきも尋常じゃない状態に。寝袋が濡れないように足にはゴミ袋。
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そして、頭にはレジャーシート。
まだ風が弱いのが幸いだ。
タープを叩く雨音が激しくなるたびに目がさめる。
午前3時頃だろうか、渓のほうから「ズーン!」とか「ドーン!」という重たい音が響いてくる。
川は、とてつもないことになっているのではないだろうか・・・。
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夜が明けて流れを見て驚いた!
穏やかだった流れが2mは増水していた。テン場前の広い河原でこれだ。狭いゴルジュ帯はどんな恐ろしいことになっているのだろうか。
昨日、ヤセノ沢までは行きたいと突入した沢屋たちは無事なのだろうか。
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明るくなっても相変わらず激しい雨が降り続いている。
これでは釣りが無理なのはもちろんだが、唯一の楽しみの温泉にも入れない。
こうなったら撤収しかないだろうと意見が一致。
ただちにテン場を片付け、重たいザックを背負って吊り橋へ向かった。
足下には恐ろしい流れが荒れ狂っていた。
下を見ながら渡るとクラクラして平衡感覚が失われるようだ。
そんななか手放しで写真撮ってるHARAさん。
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三枚目の写真と見比べてほしい。
同じ吊り橋である。
渡っているのは渓児さん。
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全員無事に渡り終えてホっとする。
左より千葉さん、tamaちゃん、斉田さん、syuさん、HARAさん、渓児さん
たったの30分でテン場だからと持ち込んだ豪華装備と食料も、ほとんど使わずに持ちかえるハメに。
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