
|
雲が低いというか、もうほとんど雲の中。
雨も本降りになってきたよ〜。
|
 |
林道の橋から見る下津川。
ちょっと増水ぎみだが、これくらいなら問題ないなと一安心。
雨も小降りになってきた。
頼むから止んでくれ。
|
 |
やっと堰堤が見えたよ。
やっぱり雨の中歩くのは嫌だね。
カッパもいくらゴアでも、汗で蒸れちゃうし。
|
取水堰堤で一休み。
「あの堰堤の溜まり、いそうだね」
「あ、今、イワナがジャンプしたよ!」
「マジ?! 大きかった?」
なんて話をしてるうちに、また降りだした。
それもどんどん雨脚が強くなってきた。
「うわ、なんだこれ!」
「ヤバイんじゃないの?」
今までさらさらと流れ落ちていた堰堤が、あっという間に凄いことになっちゃった。
ゴウゴウとものすごい音を立てて、まるで暴れ竜のように流れる下津川。
堰堤下のコンクリのえぐれに流れが当たって、とてつもないことに。
「たしか、ヨーロッパの川で、こんな感じのところでサーフィンしてる動画あったよね?」
「あった、あった」
今日は無理無理。 撤収〜!!
|
 |
うぉ!
なんだこれ。
対岸に渡って竿でも出してたら、戻れなくなってるとこだぞ。
|
 |
どひゃー!
これじゃ渓に降りて遡行するなんて絶対無理!
今日は諦めて、おとなしく戻ります。
|

帰り道の橋から。
濁流が渦巻く下津川。 |
|
雨の中、カッパを着て往復2時間の歩きで、もう汗でムレムレ。
車に戻ってそのまま温泉に直行。
幸い近くに五十沢温泉がある。
そこで汗を流してさっぱりした3人は、ちょっと別の川をのぞいて見ることにした。
行き先は芋川。
車道がついているので、車で行き止まりまで行ってみる。
「ちょっと釣りしてみますか」
「釣れた、釣れた!」
流れのゆるいところに竿を出すと、あっという間に7寸くらいのイワナが来た。
続けて8寸!
ちょこっとやっただけなのに、3人で5尾釣れちゃった。
|
 |
竿をだしたとたんに釣れた! |

平澤さんにも。 |
|
 |
十二大明神がまつられていた。
|
夕方には雨も止み、青空がみえていた。
その夜は十字峡登山センターに泊まった。
利用料の1000円を料金箱に入れる。
きれいに片付けられていて、テーブルもあって快適だった。
さて明けて翌日。
朝4時にセットした目覚ましに、たたき起こされる。
眠い目をこすりながら身支度を整え、下津の車止めに向かった。
幸い今日も先行者は無し。
今日は空身で日帰りする予定だ。
水も収まって遡行は問題ない。
さて、雨後の入食いといきますかどうか。
|
 |
美しい朝焼け。
今日はきっと良い天気だ!
|
 |
明け方の空には月がくっきり出ていた。
|

よしよし!
水は引いているぞ。
間違いない!
これは入食いだな! |
|
 |
昨日はものすごいことになっていた取水堰堤も、今日は一滴の水も流れていない。
|

え〜!
渓に降りての一投目。
いきなりの尺イワナ! |
|
 |
リリースしたら
頭隠して尻隠さず。
|
 |
いきなり尺が出ちゃったもんだから、これは期待大だよね。
|
 |
昨日とは打って変わっての素晴らしい青空。
雨とともに猛暑も去って、秋の空の雰囲気だ。
|
 |
2尾目の尺を求めて釣りあがるも、次が出ない。
|
 |
ようやく2尾目が来た!
これも良型だ。
|
 |
|

いいねぇ〜。 |
|
 |
|
入渓していきなりの尺に期待は膨らんだのだが、後が続かない。
残念ながら入食いは夢だった。
「雨の後は普通は釣れるんだけどなぁ。」
「魚が走らないよな。」
どうも魚影が薄いようだ。
日帰りでも入れる距離なので、仕方がないのか。 |
 |
それでも頑張って竿を出していると・・・。
|

来た来た!
2尾目の尺イワナ。 |
|
 |
入渓後しばらくは、あまり落差が無い流れだったのが、
ようやくいい感じのポイントが増えてきた。
|
 |
そして、ようやく私の竿にもヒット!
数はまったくだが、型はいい。
|
 |
いい顔してるな。
|

そして、第一ゴルジュだ。
ここは小さく右岸を巻く。 |
|

ゴルジュ内にも竿を出すが、留守のようだ。 |
|
 |
と抜けたところで、また斉田さんに。
今日は絶好調。
|
 |
連続で釣れだして、いい感じ。
いよいよ夢のイワナ地帯に突入か?
|
 |
また来たよ!
惜しい、29.5cm 泣き尺だ。
|

ようやく平澤さんにもヒット。
これも9寸オーバーだ。 |
|
 |
美しいイワナだ。
|
 |
|
これで全員がイワナの顔を見ることができた。
どれも9寸以上の型で、良い引きをする。
しかし、思ったほどは数が出ないのは、やはり日帰り圏内だからなのだろうか。
それでもこの後の流れから数尾を抜いた。
やはり奥に行くほどアタリは増えるようだ。
しかし今日は日帰り。
あまり奥まで釣ることが出来ないのが残念だ。
この天気が昨日だったら、渓に泊まってもっと奥まで釣り上がれたのに。
あ〜あ、焚き火も出来なかったよ。
まあ、それは次の機会にとっておくことにしよう。 |
 |
まるで絹のような、キラキラ輝く夏の流れ。
思ったより虻も少なく、快適だ。
夏の終わりの大雨で、虻は居なくなるのだろうか。
昨日はそこそこ飛んでいたのだが・・・。
|
 |
|

平澤さんが、続けて釣り上げる。 |
|
 |
透きとおった清冽な流れ。
リリースしたイワナが泳いでいる。
|
 |
8月も終わりだというのに、まだ紫陽花が咲いていた。
|

平澤さん、絶好調の3連荘。
さあ、そろそろ戻る時間かな。
ここから車までは3時間ほど掛かりそう。
|
|
 |
ゴルジュを巻いて。
|
 |
戻ったら、温泉、温泉! |