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素晴らしい景色の下を釣り上がる。
残念なことに写真のような流れが続く。
ポイントは限られている。
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煌めく流れにテンカラのラインが踊る。
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魚はどこにいる?
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宮川さんに待望のイワナが! |
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私にも小さいながらも、やっと1尾。
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そして田中さんの毛鉤をアマゴが咥える。
久しぶりに見る渓の宝石。
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さて、腹もいっぱいになったところで再び釣りタイム。
しかし、相変わらずアタリは遠い。
源流とは言ってもこの渓は人気があって人もよく入るのだろうか。でもそれほどゴミも落ちてないから
そうでもない感じなのだが。
地図で見ると、そろそろ中俣沢と小沢との三股が近づいてきてるはず。話によるとその上が魚影が濃いらしい。
はたしてそこまで釣る時間はあるだろうか。
ほとんどアタリも無くみんなの集中力も途切れて、心も折れそうになってきたとき。
ここで久々に宮川さんにヒット。
今度のは最初の1尾より大きいぞ。
2尾目を手にして満面の笑みを浮かべる宮川さん。
そしてさらに斉田さんに大物アマゴが来た!
強烈な引きにも太糸の源流仕掛けで余裕の対応を見せる斉田さん。
惜しくも尺には届かない29cmだった。
写真を撮るときも、しっかりドヤ顔になってるし。
かっこいい雄のアマゴだった。
お見事、斉田さん。
そんなのを見せられたら釣り人魂の消えかけた炎も、再びメラメラと燃え上がった。
ここまで1尾しか釣ってないのは自分だけ。
ホントはそろそろ帰ろうか・・・なんて話をしていたのだが、良型2尾を見せられてもうひと頑張り。
張り切って先頭に出て釣りあがる。
・・・が、残念ながら釣れなかった〜。
場所的には中俣沢出合はもうすぐなのだが、そろそろ戻らないと約束の時間に大幅遅刻になってしまう。
後ろ髪を引かれながらも竿を仕舞ってテン場へと急いだ。
テン場に戻ると、すでに西河内隊が焚き火を起こしていてくれた。
すぐに着替えてまったりする。
西河内隊はなんと全員がボウズだったようだ。魚影は見えたらしいのだが、ほとんどアタリも無かったとのこと。
う〜ん、どっちも渋いなぁ。
こちらで3尾キープしてきたのがあって良かった。さっそく板長の腕をふるってもらい、アマゴの刺身を堪能する。
イワナの刺身はよく食べるけど、アマゴは初。
さすがアマゴちゃん、美味〜!
残った骨は骨酒用に焚き火で焼き枯らす。岩魚の2尾も同じく遠火でじっくりと焼いた。
私が持っていったコシアブラとコゴミを天ぷらにしてもらい、舌鼓を打つ。
みんなの持ち寄った食材も次々に出てきて、まだ明るいのに満腹に近い状態。
酒も大量にあって、私以外の酒好きにはたまらない宴会だった。
それにしても来ると思っていた八木さんが来なかった。
熟知した地元の渓だし、車も止まっているのだから間違えはしないと思うけど・・・。
用事が出来て来れなかったのだろうか。
そんな心配もしたのだが、焚き火を囲んで新しい仲間たちとの話も尽きない。
一人、また一人を撃沈していって、最後は誰だったのだろうか。
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新しい仲間が加わって、賑やかなテン場。
八木さんどうしたかな。
来ないな・・・。
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今夜も盛大な焚火が闇を照らす。
仰ぎ見る夜空には輝く月と煌めく星々。
素晴らしい渓の夜。
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夜明け頃、ちょっと寒くて目が覚めたが、シュラフに潜り込んでもう一眠り。
目が覚めたら誰かが焚き火を起こしていてくれた。
シュラフから抜け出してコーヒーを入れて焚き火にあたる。
渓で迎えるこの朝のひと時も、まったりして大好きな時間だ。
日が高く昇るにつれて、みんなが起き出してきた。
朝飯を食べて今日の予定を考える。
福田さんが昨日やってない本流をやりたいと言い、出発していった。
だらだらしていたら、ザックを背負って誰かやってくる。
なんと八木さんだ。まさか昨日来れなくて朝出てきたのか?
いや、話を聞いて驚いた。昨日に左岸の道を伝ってもっと上流へと行っていたという。
よく打ち合わせをしていなかったので、我々がもっと上流に泊まっていると思っていたようだ。
左岸に小屋があると聞いていたが、そこらにいると思ったらしい。
いやぁ申し訳ない。てっきり渓通しで来るものと思っていたので。
昨夜は一人で泊まったのだという。
たった今、降りてくる途中で福田さんと会って、話をして分かったのだという。
まあ焚き火にあたって、まったりしていってください。
腰を下ろした八木さんが、ザックをゴソゴソとやっている。そこから出てきたのは、なんとカツオ!
こんなに上等なブツを我々のために担いできてもらったのに、会えなかったなんて。
ますます申し訳ない。
板長に切ってもらい、みんなで(あ、いや福田さんはいないけど)美味いカツオを山奥の渓で食べる。
昨日はアマゴ、今日はカツオ。最高の贅沢だ。
さて、斉田さんが西河内を釣りたいというので、昨日の本流組みでお供する。
昨日、高橋さんたちが竿を仕舞ったところまで歩いて、そこから釣るつもりだ。
こちらのほうが本流よりも渓相が良さそうだ。
でも、やっぱり魚は走らない。
で、予想通り誰も釣れなかったのだ。
まだ時期が早かったかなぁ。
すたすたとテン場に戻って昼飯を食べて撤収〜。
帰りは八木さんのハイペースに引っ張られて、2時間で車止め。
さすが八木さん。相変わらずの健脚だ。
自分は最後の登りで息も絶え絶えとなり、なんとか車に辿りついた。
魚は渋かったけど2日間とも素晴らしい晴天に恵まれ、新しい仲間もできて楽しい渓行だった。
焚き火も盛大にすることができ、美味しいものも食べられて満足だ。
また今年もたくさんの渓で楽しく釣りができることを願って帰路についた。 |
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信濃俣のテン場。
大人数なのでブルーシートまで動員。
8人が快適に眠れた。
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信濃俣で釣れたイワナ・・・じゃなく、太平洋のカツオ。
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美味かったです。
八木さん、ごちそうさまでした!
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ようやく会えた八木さん。
焚火を囲みたかったですね。
次回はぜひ!
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西河内を釣り上がる宮川さん。
こちらのほうが落差があって、渓相が良い。 |
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昨日、仲間が竿をしまった辺りから釣り始めたのだが、
全然アタリがない。
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雪渓が渓を埋める。
いそうなんだけどなぁ。
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しかたないから煌めく流れを撮ってみる。
シャッター速度を遅くして、いい感じに撮れるところを探る。
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結局4人ともボウズ (^_^;)
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テン場での記念撮影。
左から、八木さん、福田さん、宮川さん、高橋さん、平澤さん、森さん、田中さん、斉田さん、高野
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楽しい時間はあっという間。
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チョー爽快!
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八木さんのハイペースに引っ張られて・・・。
さすが八木さん。
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目印のつり橋が見えた。
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今日も素晴らしい青空だ。
帰りたくないな。
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つり橋でポーズの田中さん。
車まで、もうひと頑張り! |