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  山形県 荒川
  2014/07/05-06


  斉田、平澤、田中、福田(渓道楽)








Text & Photo : 福田

7月4日金曜夜、いつもの呑み会場である「南ウ」にメンバーが集合しました。
前日に高野さんから釣行メンバー宛てに「体調不良でキャンセル」の連絡が入り、総勢5名だった釣行メンバーは4名に。
予報では関東・甲信の全てと、東北のほとんどが雨。 かろうじて天気の良さそうな山形方面へ向けて車を走らせます。

渓道楽に入って2回目の釣行となる今回、車中は奇しくも前回の信濃又と同じメンバーとなりました。
車中会議の結果、一路山形県の荒川方面へ。 
車止めに到着してみると、なんとか雨も大丈夫そうで、川の水量も想定範囲じゃない?との事。

淡い期待に胸を膨らませて、重いザックを背負い、沢靴を履いて歩き出します。

平坦な道ながら、大きなブナの木が癒してくれたり
時折あるこんなアプローチが良いアクセントに
天気も大丈夫そう!

テン場をはって、到着ビールで乾杯!
期待を胸に、さあ出発。




前日の雨で少し増水しているようで、腰が浮いてしまい流されかけてしまいました(汗笑)
平澤さんにしがみ付いている瞬間を激写されてしまった。
こんな時、仲間がいると有難いですね。 田中さん、笑いすぎー!

平澤さん、本日の第一尾。
何てことのない瀬尻で出ました。
期待の持てる瞬間ですね。























  直後に斉田さんにも。
  写真のイワナは口から大量の虫が出て来たのを
  見せてもらいました。
  貪欲な個体だったようです。


餌釣りの斉田さん、平澤さんは渋い渋いと言いながらもバシバシと釣っていますが、しかし毛鉤の僕(フライ)と田中さん(テンカラ)には中々来ない・・・。

この、鱒止めの滝上まで行けば反応が良くなるとのこと。
という事で、増水してゴウゴウと流れる滝の脇をヘツって滝上に行く事に。

滝の上は良い感じ!

滝の上少し行くと、右岸に奔流が流れ、左岸にチョロチョロの水が流れています。
ボサ好きの僕は迷わず左に。  その小さな淵で・・・
なんと入れ食い!
5〜6坪ほどの小さな淵で浮かべた毛鉤に、9寸を筆頭に6尾ものイワナが迎えてくれました。
よかった。 やっと「ボ」回避(汗笑)



聞くところによるとテンカラの田中さんも「けっこう釣れるよ!」との事。(写真がなくてすみません!)
これで全員が、取りあえず釣れました。 でも、平均7寸くらい。 ここまで来たんだから、サイズアップしたい。

・・・なんてやっていると、斉田さんは前回釣行に続いての「尺!」があがったそうです。
うーん、かっこいいイワナだなぁ。




この雪渓の下では7〜8寸のイワナが大量に溜まっていたようで、平澤さんが持ってきたルアー仕掛けを使って、
全員でルアーフィッシングをしてみました。
「あっ、食ったよ?」 「バレた〜〜!!」 「あれれ、魚付いてるじゃん(笑)」 「尺ぜったいいるはずなんだけどなぁ」
魚の反応が良いので、皆熱くなってしまいました。


























  田中さん、やったね。


























  そこそこ釣れたし、
  そろそろ戻りましょうか。























いやしかし、暑いですね。
いい天気だもんねー。
東京は雨ですかねぇ。
晴れてよかったですよねぇ。


等とやっていると、田中さん「僕泳ぎます!」 みんなで「エっ?」

「僕海パン履いてきました!」

この笑顔(笑)

まさにワイルド。

因みに時刻は夕方5時半頃です(笑)




みんなで夕食の準備。

事前連絡の上に食事を持ちよったので、バランスのいい豪華な晩餐となりました。

焚火を囲んで呑み語らう。

皆さんは、釣りと、晩餐と、どちらの方の比重が大きいんでしょうか?
都会の喧騒を忘れ、谷の心地よい風に吹かれながら、焚火の炎を囲む事のなんと幸せなことか。


翌朝も素晴らしい天気でした。
この梅雨時期、本州の殆どが雨予報の中で、激戦区荒川でさしたる釣り師とも会わず、個々が釣果を上げ、本当に幸運な釣行となりました。

左から、斉田・平澤・福田・田中
帰りの尾根では乾いた心地よい風に吹かれ、蒼い空は突き抜けるように広がり、皆の足どりも軽いのでした。
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