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まずは楽チンな林道歩き。
山を見ると雲に包まれて、今にも降り出しそうな空だ。
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林道が終わって踏み跡程度の道になる。
倒木をまたぐ翔平。 |
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すぐに道が崩れて進めなくなった。
トラロープを伝って渓へと下降する。
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渓に降りると両岸は切り立ち、大岩の転がる山岳渓流といった面持ちの流れが現れた。
大武川は落差もあり険しそうな渓相だ。
まずはテン場を探しながらだが、この渓相だと増水したら帰れなくなりそうなので、できるだけ安全なテン場がいい。
見上げる空は相変わらずどんよりとして、今にも降り出しそうな様子だった。
この夏は増水による遭難事故も多発しているから、あまり奥にテン場を取るのはやめたほうがいいかもしれない。
そんな話をしながら行くもいい場所がない。
「こりゃ林道終点が一番良いテン場だなぁ(笑)」
「安心だけど趣も何もないな。」
悩みながら進むと、右岸に良さそうなところを発見。
かなり高くなっていて増水時も安心そうなので、ここに決定。
整地して寝床を作って、まずは乾杯だ。
翔平も特に問題なくここまで来られた。アラフィフのおっさん達よりも体力的にはずっと上だろうから、当たり前か。
雨のせいで出発が遅れて、もう少しでお昼だ。降ってないうちに昼飯を食べて、それから釣りに行くことになった。 |
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降りたところで一休み。
あとはテン場を見つけなければ。
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この渓の感じ・・・。
大雨降ったらヤバそうだ。
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さ〜て、腹ごしらえも終わったし、釣りますか。
高橋さんはテンカラオンリー。
前回の釣りでテンカラ開眼して、これからはテンカラ一本で行くつもりかなのか・・・。
「いやぁ、前日飲みすぎちゃってさぁ。餌釣りの仕掛け作ろうと思ったんだけど、二日酔いで下向くと気持ち悪くて、仕掛け作れなかったんだよ。」
「アハハハ、そういうことか。」
渓相は落差も大きく、まさに山岳渓流。
おかげでポイントも一目瞭然で釣りやすい。
「こりゃ、爆釣かなぁ」
と期待に胸が膨らむメンバーだった。 |
テンカラで攻める高橋さん。
はたして前回の再現となるか。 |
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翔平にも竿を持たせる。
以前にもイワナやヤマメを釣ったことはあるが、まだまだ経験が浅い。
思ったように振り込めない。
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しばらくは真剣にやっていたが、すぐに飽きてしまったようだ。
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こちらは高橋さん。
何度も毛鉤を振り込むも、なかなか出てくれない。
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斉田さんは餌釣りで。
しかし、餌にも出が渋い様子。
う〜ん、やはり山梨は激戦区か・・・。
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ごらんのように渓相は素晴らしい!
水も平水のようだし、いれば食ってくると思うのだが。
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遡行してどんどん高度を上げていくも、アタリは無い・・・。
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お、翔平やったじゃん!
と言いたいところだが、
これは私が釣ったアマゴ。
イワナの渓かと思ったら、アマゴの渓だった。
アマゴを釣ったのは何年ぶりだろうか。
ひょっとしたら10年ぶりくらいか。
アマゴは渓の宝石ともいわれるだけあって、
本当に美しい。 |
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型は7寸強であったが、塩焼き用にキープした。
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斉田さん(奥)と平澤さん。
何度も釣行を共にした、気心の知れた仲間たち。
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素晴らしいポイントが連続するのだが、アタリが全くない。
斉田さんも6寸程度のアマゴを釣りあげただけだ。
ここにきて、とうとう雨が降り出してしまった。
それも、結構本降り・・・。
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雨に加えて遡行も大変になってきた。
釣れないし、雨だし、気持ちがめげる。
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滝が連続する。
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雨も止まないし、時間もいい頃合いになってきたので、ここまでとした。
残念ながら、今回は釣れなかった。
テン場に戻って宴会だ!
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