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  長野県 南アルプスの渓
  2016/05/28〜29



  斉田昌男、高橋秀一、平澤章弘、高野智





Text & Photo  : 高野

ゴールデンウィークの魚野川釣行を終えて、さて次はどこに行こうかと相談して決めたのが、南アルプスの渓。
以前にも訪れて、まあまあいい思いをした渓には、また行きたくなってしまうものだ。
でもアプローチが長いんだよなぁ。歩きも長いし車止めまでの道中も長い。そうそう気軽に訪れることのできない渓なのだ。

渓までの急斜面を下降する。
いいかげん嫌になるころ、ようやく沢の音が聞こえてきた。

まるでクロコダイルのような、サルノコシカケ。
ようやくたどり着いた流れ。

南アルプスの渓らしく、清冽な流れに礫が堆積している。
早速来た、かわいいイワナ。

斉田さんの竿にも、美しいイワナが掛かった。
底石に合わせた保護色か、白っぽい魚体だった。

平澤さんも竿を出す。
高橋さんが絶好のポイントに振り込むも、残念ながら留守だった。
おかしいなぁ、こんなはずじゃ・・・。
腹も減ったし、ここらで昼飯。
最近のコンビニ弁当はどれも美味しいが、こういうところで食べるとさらに良いものだ。

ここはどうだ?
ほら来た!
笑顔がいいですね、平澤さん。

プロポーションのいい、かっこいいイワナだ。
斉田さん、またですか?
いつも一番釣りますよね。

そして高橋さんにも!
こいつは今日一番の大きさか。

遡行しやすい流れが続く渓。
ポイントも多く楽しめる。
ただ残念なことに数、型ともにイマイチだ。
以前はもっと釣れたのだが・・・。


本流がイマイチならばと支流にちょっかいを出してみた。
こちらは滝が続くダイナミックな渓相だ。
巨岩に倒木。
あんな岩が落ちて来たら、ひとたまりもないな。

見上げる平澤さん。
滝をよじ登る斉田さん。
果たして魚はいるのか?

残念ながらアタリは無し。
あきらめて本流に戻った。

本流戻って釣れたイワナちゃん。

南アルプス天然水!  流れをスローシャッターで。
きれいなイワナだ。
支流から本流に戻ったところで、魚野川で痛めた膝がまたシクシクと痛み出した。
以前は右膝だけだったのに、今年は両膝が痛い。
大事をとってテン場で休むことにして、みんなに断って一人戻った。
せっかく苦労して来たのに残念・・・泣

上流ではそこそこ釣れたらしい。
でも今年は尺物が出なかった。
夜はお約束の豪勢な焚き火。
釣れたイワナを人数分だけキープして、焼き枯らしを作った。

豪華ホテル並みに快適なテン場。
って豪華ホテルに泊まったことないから、わからんけど(笑)

上手にできた!
朝飯のおかずにいただいた。
旨し!


いつもの渓道楽おじさんチーム。
左から高橋さん、私、斉田さん、平澤さん。

2日目は雲一つない快晴。
おいおい、これから地獄の登りが待ってるんだから、晴れなくていいのよ。

初夏の南アルプス源流部。
素晴らしい釣り旅をありがとう。

今回は苦労に見合った釣果は得られなかった。おまけに膝も痛み出してテン場で休むハメに。
源流に来てテン場キーパーとなったのは初めてのことだ。これも歳のせいだろうか・・・。あ、でも今回のメンバーでは一番若いんだった(笑)
何度か釣りに行って体もなじんで、痛まなくなるといいな。
といろいろあったけど、いつもの気の合うメンバーでの釣りは楽しいものだ。
さて、次はどこに行こうか・・・。


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