渓流釣りする者にとって尺上の岩魚、ヤマメを釣るのは最初の目標ではないだろうか。
そして尺2寸、尺3寸と段々と欲が出てくるものである。
尺上を何本か上げると、いつかは40cmを釣りたいと思うようになる。
そんな運の良いメンバーが今回の釣行で40cmの大岩魚を釣った。
渓道楽に「ヨンマルクラブ」なる秘密結社がある。
40cmオーバーのイワナ・ヤマメを釣った者だけが入れるクラブだ。
今年の解禁前、クラブ員は3人だったのが今年で2人追加された。
7月に43cmを釣った高野さんと今回の高橋さんだ。
今回の釣行先は東北地方の某沢。
いつものように酒で重たいザックを担ぎ、車止めから4時間の歩きでテン場に到着する。一泊二日の釣行だから忙しい。
まずタープを張って早めの昼飯を食べて腹ごしらえ。腹が減っては戦はできぬ。
テキパキと釣り支度をして早速竿を出すと小さい岩魚が掛かる。チビ岩魚を何匹か釣った後、私の竿にアタリがあった。
今度のはさっきまでのと違い大きそうだ。慎重に取り込むと32cm!の岩魚。
その後、平澤さんも同じく尺上を釣り上げた。
残るは高橋さん。
しばらく遡行すると滝が現れ滝下は絶好のポイントになっていた。
高橋さんが手前から一振り・・・
一歩前に出て二振り・・・
そしてもう一回振り込むと、竿先にグングンと明確なアタリが! 側で見ている私にも伝わってくる。
釣り上げるとデカイのが一目で判る。尺どころの大きさではない。測ってみると40.2cmだ!
高橋さん、念願の40cm! ヨンマルクラブの仲間入りだ。
テン場に戻って宴会が始まると高橋さんの一人舞台で、何回も釣った時の説明を聞かされた。
そりゃあ嬉しいよね、帰りの車内でも10回は聞いたかな〜
40オーバーを釣るってことはゴルフに例えるならばホールインワンと同じくらいに貴重なことだと思う。
記念品とパーティー招待を「たかさーん、高橋さーん、待ってるよ〜」
因みに、高橋さんは帰りにビールをご馳走になり、高野さんには次の釣行で500mlの缶ビール(プレモルだよ! by 高野)を頂きました。
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