たいした時間は釣ってないが、2人きりだから無理して遡行しなくても、じゅうぶん満足する釣りができる。
ガツガツ釣らずにテン場でのんびりしよう。
遡行を早めに切り上げた理由がもう一つ。実は深刻なことが起きていた。
なんと翔平の沢靴が劣化してソールがベロンと剥がれてしまったのだ。
最初はつま先部分だけだったのでピンソールを付けて固定していたのだが、症状は徐々に進行して、釣りあがっている最中に全剥離。
これは大ピンチだよ。
靴のサイズが違うから私と交換することもできない。
ピンソールを持っていたから良かったものの、無かったらソールを固定することは不可能だっただろう。
ガムテープだけでの固定じゃ絶対無理。すぐにまた剥がれてしまう。
ピンソールがあって、ホントに助かった。
だが、その優れもののピンソール。なんと製造中止になってしまったのだ。
2016年の秋にそれを知り、慌てて作者の竹濱さんに連絡して新品を一つ手に入れることができた。それと、今まで使っていたのもガタがきていたので修理してもらい、なんとか2つ使用可能なのをキープした。
ピンソールを愛用していた源流マンはきっと多かったと思う。
チェーンアイゼンは各社からたくさん出ているが、外れやすいものばかりでイマイチである。
ピンソールは瀬畑さんが開発に携わったので、ハードな山道でも外れることなくサポートしてくれたのに・・・。
とっても残念である。
さて、そんなこんなでテン場に戻ったところで、魚をさばく。
翔平に食べさせてあげようと、今回は2尾だけキープ。
1尾は刺身に、もう1尾は焚き火で塩焼きにした。 |