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  山形県朝日連峰の渓
  2017/09/16-17



  斉田、福田、高野





Text & Photo   : 高野

9月17日前後は台風の特異日と言われているらしい。
この日前後、過去に多くの台風が日本列島を襲い、多くの被害をもたらしているからそう呼ばれている。
今年の3連休も残念ながら台風18号が発生し、日本列島に上陸するという予報だった。
本当なら2泊で渓泊まりを楽しむ予定だったのだが、18日辺りに東北地方が暴風圏に入るとか。
さすがにそんなときに渓にいたらヤバいだろうと、泣く泣く一泊に変更し山形県の朝日連峰に入渓した。
先々週も朝日の渓に入ったが、あまり芳しくない釣果だった。
果たして今回はどうだろうか・・・。

まだ真っ暗なうちに車止めに到着すると、1台のミニバンがすでに停まっていた。
確認しに行くともぬけの殻。どうやら平日から入渓している様子。
まあ今回はそれも想定内。奥まで行かずに手前にテン場をとって、下流部を釣ろうと話していたのだ。
明るくなる前に1台の車がやってきたが、話を聞くとキノコ採りとのこと。
そろそろマイタケのシーズンだからなぁ。

明るくなってから支度をして出発した。今日は山越えもなく楽ちんコース。
森の杣道を息を切らすこともなくテン場に到着した。


台風は、まだ遥か南。
朝日連峰には、素晴らしい秋晴れの空が広がっていた。

森の杣道を行く。
そろそろ木々も色付き始めた。
可愛らしいキノコが顔をだしている。

朝日連峰の原生林は素晴らしい。
見事なブナがたくさん生えている。

テン場を作ったら、待ちに待った釣り。
今年はまだ尺岩魚が出ていない。今度こそと期待を込めて竿を伸ばして、仕掛けを繋いだ。

絶好のポイントを見つけ竿を出す斉田さん。
福ちゃんもフライを打ち込む。
綺麗なループを描いてラインが伸びていく。

























斉田さんに良型のイワナ。


























福ちゃんにもいいのが来て、この笑顔!


























そしてまた斉田さん。
今度のやつのほうが大きい。


バシャ!
福ちゃんのフライをイワナが咥えた!


























源流に生きる天然イワナは美しい。

プチ難所を攻める斉田さん。

福ちゃんも後に続く。
こいつはアメマスっぽい。
大岩の転がる、ダイナミックな渓相だ。

やっぱり、日差しの下で釣るのがいいね。


先行者は奥にテン場を取っているのだろう。
ここまで釣り人の痕跡は無かった。




























本日最大、泣き尺イワナ。

煌めく流れ。

残念ながらまた尺物は無し・・・。
今年は運に見放されてるかなぁ。
ま、そういう年もあるってことで、ここで納竿。
帰りは渓通しで帰るのも面倒なので、直登して上を通っている杣道に出ることにした。
でも、これやって何度も失敗してるんだよね。いくら登っても杣道が見つからなかったりして。
とりあえず沢を登って行くも、滝にぶち当たって進めなくなった。
なので登れそうな左岸を強引に直登。かなり渋い草付きだったけど、ザイルを出してなんとか安全な尾根に逃げ込んだ。
そして杣道を見つけて、無事にテン場へと帰還した。

苔むす森。

天気予報は晴れなので、砂地にテン場を取る。
一応、逃げ道は確保済み(笑)


























今宵の焚き火も盛大に!


台風が近づいてきているためか、今日は曇り空だ。
短い歩きだから降りだす前に車まで戻れるだろう。

キクラゲに似たハナビラニカワタケ。
これも食用。

マイタケを探す福ちゃん。
残念ながら収穫無し。


























クワガタめっけ!

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