1998年5月23日(土) この日、渓流釣り同好会「渓道楽」の発足会が酒処かじかで行われた。
会員9人が集まり、にぎやかな発足会だった記憶がある。
あの日から20年・・・。もうそんなに経ってしまったんだなぁ・・・。
初代会長の岩田さんが当時58歳。私は34歳だった。
今、私が54歳となり結成当時の岩田さんの年齢に近づいている。
岩田さんは70過ぎまで渓流釣りをしていた。ということは私はあと20年近くできるはず・・・だけど、
自信ないなぁ。
今回の釣行会は20周年を記念してのもの。できれば全員に参加してほしかったが、さすがに忙しい人もいて8名の参加となった。
しかも釣りができるのは永田、平澤、田中、高野の4名で、残りは宴会だけの参加になってしまった。
ちょっと残念だが、それでもみんなでわいわい騒げるのはとっても楽しみ。
さて、その記念釣行だが、どこに行こうか悩んだ。
普通の宿でもよかったが、瀬畑さんも滞在していることだし、只見にある「叶津番所」に泊ることにした。
そして釣り場は、番所の管理人の三瓶こずえさんから霧来沢が手軽でいいのではと聞いたので、そこに決定。
霧来沢に入るのは10数年ぶり。今回は下流の沢に入ってみようと思う。
2台に別れての出発となったが、出発早々にキャンピングカーのハイエース永田号が不調。
なんだかヘッドライトがやけに暗いのに気が付いた。
「あれ、なんか変だな。古いからヘッドライトの光量も落ちてるのかな。まあ大丈夫だろう。」とオーナーの永田さん。
車はそのまま東北道に。
しかし那須塩原手前で異常が。
アクセル一定なのに速度が落ちたり上がったり。すると永田さんが
「あ、やっぱり変だ。ほらスピードメーターが!」
見ると走っているのにメーター針が0km/hにすとんと落ちたかと思うと、また80に上がる。
私「なんですか、これは!?」
永田「こりゃ、オルタネータがイカレたかも」
私「え、発電できなきゃエンジン止まっちゃうじゃないですか。」
永田「いや、こいつはディーゼルだから、発電しなくても火花は飛ぶから止まらないよ。」
なるほど! ディーゼルは始動時以外はプラグいらないんだった。
助かった〜!
すぐに先行する平澤さんに連絡する。
「車が調子悪くて、ヤバイかも。どっかで合流できますか?」
「じゃあ、道の駅田島に戻って、そこで待ってるよ。」とありがたいお言葉。
無事に道の駅で合流して、とりあえず番所を目指す。そこにハイエースを止めて、平澤さんの車で釣りにいくことになった。
目指す入渓点には明け方に到着。仮眠していると何台もの車が林道を上流に向かって行った。さすが人気の沢だけある。
早めに来ていてよかった。辺りが明るくなったので着替えて斜面を下って入渓。
久しぶりの霧来沢。本流はまずまずの水量だったが、手始めに支流へと歩みを進める。
本流との出合はミニゴルジュとなっていて、早速良さそうなポイントがある。
早速、平澤さんと田中さんが竿を出している。
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本流渡渉。
豪雪地只見の川は冷たかった。
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ミニゴルジュ |
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ゴルジュを抜けたところで竿を出す。
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最初はなかなかアタリも無かったが、私の竿にイワナが。
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新緑に萌える渓。
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永田さんも竿を出す。
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キタッ〜!
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さすがベテランの永田さん。
わずかなアタリも見逃さない。 |
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どんな時もテンカラ一筋の田中さん。
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水温も低く毛鉤では厳しいか・・・。
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竿を出す平澤さんの先に巨大な雪渓が出現。
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越えられるかと思ったが、残念ながら無理だった。
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もちろん潜るのは危険。
撤収!
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結局、支流での釣果は2尾だけ。
とぼとぼ引き返す4人。
でもまだ本流が残っている。
本流は広くて水量もあるし、こっちのほうが釣れそうだ。
田中さんは飽きたのか焚き火を始めてしまった。
残りの3人で上流へ釣り上がる。
すぐに流れの緩いところで私の竿に手ごたえが。
こいつは良い型だぞ。
上げてみると9寸ある綺麗なメスイワナだった。
そしてまたアタリが来た。
「おお、これも良型だぜよ。」
喜びが思わず口に出てしまう。
メジャーを当てると
「く〜、泣き尺・・・」
でも、今シーズンで一番の良型だ。
本流は魚が溜まってるのかも。
しかし、期待もむなしくアタリは遠のいた・・・。
他の二人にも釣ってもらいたかったのだが、残念ながら時間切れ。
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モミジの新緑。
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9寸来た!
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綺麗な魚体。
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こちらは泣き尺だ。
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平澤さん、エサからテンカラにチェンジするも、アタリが無い。
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ここなんていかにも居そうなんだけど。
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何度も振込むも、イワナは留守だった。
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ウルイを採って宿に急ごう。
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焚き火してまったりしてたケンちゃん。
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野生のミツバを発見!
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ブナも生き生きとしている。
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温泉に入ってサッパリした後は、お待ちかねの番所での宴会。
後発の仲間も合流して瀬畑さんや石井さん、番所のオーナー坂本さんに管理人のこずえさんと、盛り上がる。
瀬畑さんとも、もう20年になるお付き合い。
いっぱいお世話になっております。
みなさん、これからも渓道楽をよろしくお願いいたします。
あ、そうそう。往路でオルタネーターの壊れたハイエース。やはりバッテリーが充電されてなくてセルが回らず。
仕方ないから高橋さんのプラドからジャンプスタートで始動。
そのままエンジン切らずに無事に帰ることができた。
あ〜、良かった!
お待ちかねの宴会スタート!
今夜は豪華に、すき焼きだよ。 |
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渓の翁 瀬畑雄三さんを囲んで。
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叶津番所
お世話になりました。
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若手会員のケンちゃん、Iさんと来ていたC・Sさん、番所オーナーの坂本さん
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みんなで記念撮影
なんだけど2名ほど行方不明。
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