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  北関東の源流
  2021/06/13

  永田、平澤、斉田、高野



Text & Photo  : 高野 

GWが終わって幾日も経たないうちに、九州南部の梅雨入りが発表された。
後に記録を見ると5月11日頃の梅雨入りとなっている。
いつもよりも早い九州の梅雨入りに関東も5月中に梅雨入りかと思ったのだが、結局は6月半ばのほぼ例年通りの感じだった。
さて、源流釣りの本格シーズンも幕開けとなり、そわそわとした気持ちになってきた6月半ばの梅雨入り前。
渓道楽の仲間と北関東の源流に日帰りで行ってきた。
今回は久しぶりに渓道楽重鎮の永田さんも一緒である。
ここ数年はいろいろとあって渓に行けてなかった永田さん。久しぶりの釣行とあってかなり気合が入っている様子。

車中が釣りの話題で盛り上がっている時、林道の先にまっくろい塊が出現。
「クマだ!」
ここ数年、クマに会う頻度が急に増えた。ほとんど毎年のように目撃している。
クマは大慌てで斜面を駆けあがっていき、上のほうで立ち止まって我々を見ていた。
車だったから良かったものの、歩いている時にバッタリ・・・なんていうのだけは勘弁だよ。

車を停めてクマを観察していて車中から下を見ると、倒木にキノコが生えている。
よくみるとなんと天然シイタケだ。
今までいろんなキノコを見つけてきたが、シイタケは初めてだった。
クマがいたから車から降りるのは心配だったが、ささっと収穫した。
これで今夜のおかずが一つ増えたぜ。

明けて翌朝。装備を整えて林道を歩く。
永田さんが何度も来たことがある源流なので、案内してもらう。
私はここは初めて。はたしてイワナは釣れるだろうか。


日帰りなのでザックも軽い
下降地点まで2時間近い歩きだ。
入渓早々、私の竿に明確なアタリが!
9寸ほどの美しいイワナだった。
良型が釣れて一安心。

良いイワナだ!!
落ち込みが連続してポイントも多い。
釣りやすい渓相だ。

平澤さんにも9寸が来た!

梅雨入り直前、頭上からは陽の光が降り注ぎとても爽やかな陽気に、源流釣りを思う存分楽しむことができた。
気の合う仲間たちと行く源流は最高だ。

斉田さんにも!
ここのイワナは良型揃いだった。

そして永田さんにも。
新緑から深緑へと山の木々たちは移ろいゆく。
その葉のすきまから日差しが降り注いだ。






渓の恵みはイワナだけじゃない。
ヌメリスギタケモドキ。

一日遊んで心身ともにリフレッシュ。
さあ帰ろう。

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