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フジテレビ
奇跡体験! アンビリバボー

知らなかったスペシャル
”「恐怖殺人犯と過ごした夜」
山奥で釣り…謎の男と遭遇…見てはいけない衝撃正体”


2006.02.02放送


 1998年5月31日 渓道楽会長の岩田と会員の中村は、群馬県片品川水系の塗川で渓流釣りを楽しむために深夜の林道を車止めに向かっていた。
 当然一番乗りかと思ったが、そこには先行者がいた。だが、その先行者の正体とは・・・。

 2人が車止めに付くと間もなく一人の男が近づいてきた。その格好はフードを深々とかぶり、まるで顔を見られてはまずいというような異様さであった。
 岩田は「釣りですか?」と、いつものごとく愛想良く問いかけた。
すると男は「いえ、完全なるアウトドアです。下の河原でキャンプするんです。」と答えた。
 完全なるアウトドア? 随分変な言い方をする男だなと岩田は思ったが、その後男は河原に降りて行ってしまったので、2人は食事をすることにした。
 「今晩はステーキだぞ、中村ちゃん!」 岩田はうれしそうに持ってきた肉を焼き始めた。河原ではあの男も”ある肉”を焼いているとは知らずに・・・。
 食べ終わった後、中村は「川で食器を洗ってきます」と言い立ち上がったのだが、岩田は「あ、いいよいいよ。明るくなってからで」と何気なく言った。これが中村の命を救ったとはこのときは知る由も無かった。

 食事を終えて仮眠を取るべく車のシートを倒してまどろんでいると、河原にはチロチロ燃える焚き火の炎が見えた。その炎は消えそうになるとパーっと燃え上がり、またスーっと小さくなるという繰り返し。岩田は変な焚き火だなと思った。
 やがて時間は3時をすぎようかとするころ、男が車で帰っていったのだ。このときは特に気にも留めることもなく、夜明けから2人で釣りを楽しんだ。そしていつしか車止めで会った変な男のことは記憶から消えていたのだったが・・・。

 事態は中村の持ち込んだ新聞から急展開した。
 そこには「自衛官、内妻を殺害し河原で焼く」という見出しがあり、その遺体を焼いた日時と場所と言うのが何とあの日のあの場所だったのである!
 すぐさま警察に連絡を取ると刑事が店にやってきた。刑事によると「犯人が現場で2人の釣り人に会った」と供述しているので、警察でその釣り人を探していたというのである。そこへ岩田らが連絡してきてくれたので、ウラが取れたということであった。
 しかし、2人は刑事の口から恐ろしい話を聞くことになったのである。
「犯人は現場を見られたと思い、岩田さんを撲殺する目的で車に近づいたが、相手が2人と分かり失敗を恐れてあきらめた」というのである。

 実は釣果を独り占めするために(笑)一人で行こうと思っていた岩田だったが、奥さんの「中村君も誘って2人でいったら?」という一言で命が救われたのだった。 もしも一人で行っていたら今頃は・・・。

 映像後のコメントで佐藤藍子さんが「二人はこの後、花を手向けに行ったそうです」と言ったのですが、すかさず清水圭さんが発したコメント「でも花を手向けた後、絶対釣りしてますよね」ですって(爆) まるで会長のことを良く知ってるかのようなコメントでした(^_^;)

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