新潟県 飯豊連峰 胎内川 Vol.1  2000.08.25〜27 撮影:高野智、中村敏之
       Nikon F100
         TAMRON AF 28-200mm F/3.8-5.6 LD
                 ASPHERICAL[IF] SuperU-Macro

       OLYMPUS CAMEDIA C-3030 ZOOM
釣り橋は楽園への入り口にふさわしい
しかし、この先には本当に楽園があるのだろうか
渓へ降りると両岸は圧縮され急激に狭まった
いよいよゴルジュ帯への突入
   
胎内川核心部に足場はわずか
一列になり奥を目指す
胎内川を釣る釣り人にとって、泳ぎは避けて通れない
蒸し暑い山菜道から開放され
ようやく昼飯にありついた
楢ノ木沢の流れ
この流れの先は険谷胎内川の本流
疲れきって辿り着いた作四郎沢出合い
なのに、ここからは水線通ししか道はない
真夏とはいえ胎内川の水温は低い
水に浸かれば浸かるほど体力が奪われていく
   
胎内川の遡行は水との戦い
減水しているとはいえ、連続して泳ぎを強いられる
いくつゴルジュをくぐり抜けただろう
ここを過ぎれば広川原が・・・という想いは何度も打ち砕かれた
   
何度も泳がされ、体力はほとんど残っていない
テン場はまだか?
テン場に適当な場所が見つからなかった
しかたなしに川原にテントを張る
先ほどまでと違って穏やかな表情を見せる渓
果たして、この流れに大イワナは潜んでいるのか?
オカズとしてキープした胎内イワナ
美しい模様
この渓に太古の昔から棲みついている証
素晴らしい渓よりの恵み
頭まで食らうことによって成仏してもらう
  
次から次へと料理が出てくる
昼間の疲れも吹き飛び、宴は遅くまで続いた
赤々と燃える炎
揺らめく炎は魂に語りかける